奈良や京都の日本の仏教美術のルーツにあたる中国の仏教美術を体系的に学びつつ、仏像を鑑賞する基礎知識を養います。毎回プロジェクターを使って丁寧に説明し、プリントを配布して詳しく解説します。初めての方でもわかりやすく解説しますので、楽しみながら学んでください。 今期は三国時代の仏教美術から始め、続いて敦煌石窟について体系的に学びます。1回目は三国時代の早期仏像の作例である神亭壺について、2回目は南北朝時代前半の古式金銅仏について、3回目は敦煌莫高窟の全体を概観し、4回目〜6回目は敦煌莫高窟の南北朝時代の前半と後半の窟、西方浄土変を描いた窟を詳しくみて行きます。毎回わかりやすく丁寧に解説します。 写真:敦煌莫高窟 <各回テーマ> 4/10 神亭壺の早期仏像と三国時代の仏教、4/24 古式金銅仏について 5/8 敦煌石窟@概観、5/22 敦煌石窟A南北朝時代前半 6/12 敦煌石窟B南北朝時代後半、6/26 敦煌石窟C西方浄土変
金子 典正:かねこ・のりまさ 京都芸術大学教授 1966年生まれ。博士(文学)。早稲田大学大学院博士課程修了。仏教美術史・東洋美術史専攻。同大学文学部助手、講師、京都造形芸術大学准教授を経て現職。論文・研究に「唐招提寺『金亀舎利塔』について」「中国仏教初伝期に於ける仏像受容の実態に関する一考察」など多数。出版物に『芸術教養シリーズ3 中国の美術と工芸 アジアの芸術史 造形篇I』(藝術学舎、2013)ほか。
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