ドナルド・トランプ氏が再び大統領の座に就きました。新大統領は矢継ぎ早に施策を打ち出し、その急進性のために「トランプ革命」が起きているとも言われています。第二次トランプ政権は一体何を目指し、どこへ向かおうとしているのか? 本講座ではこの疑問にじっくり取り組みたいと思います。アメリカの衰退の表面化、グローバル化の行き詰まり、 産業構造の修正、保守回帰、テック封建制など、さまざまな問題がトランプ現象には凝縮しています。これら諸問題は、もちろんアメリカに特殊なものではなく、近現代という時代の帰結として現れています。本講座では多角的考察を行ないたいと思います。(講師・記)
白井 聡:しらい・さとし 京都精華大学准教授 1977年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。文化学園大学助教などを経て、現在、京都精華大学専任講師。専攻は社会思想・政治学。著書に『未完のレーニン―「力」の思想を読む』(講談社選書メチエ)、『「物質」の蜂起をめざして―レーニン、<力>の思想』(作品社)、『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版、第4回いける本大賞・第35回石橋湛山賞・第12回角川財団学芸賞を受賞)、『日本劣化論』(笠井潔との共著、ちくま新書)、『日本戦後史論』(内田樹との共著、徳間書店)、『「戦後」の墓碑名』(金曜日)、『戦後政治を終わらせる』(NHK出版新書)、『国体論 菊と星条旗』 (集英社新書)、近刊に『長期腐敗体制』 (角川新書)など多数。
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