2025年、第二次トランプ政権が成立して以来、アメリカは国内外で大きな変化を見せています。トランプ氏は就任前の会見でデンマーク自治領グリーンランドやパナマ運河の獲得に意欲を示し、世界を騒がせました。同盟国も例外にしない高関税政策や、ウクライナ戦争やガザ戦争の強制終了を試み、ロシアのような権威主義国に宥和的な姿勢を見せていることも、各国に衝撃を与えています。国内では「DEI(多様性・公平性・包摂性)の方針のもと、マイノリティが『優遇』され、実力主義が損なわれた」との認識のもと、DEIの撤廃を進めています。本講座では、2025年春時点でのアメリカの現状と、その変化の行方を、三牧聖子さんに解説していただきます。
三牧 聖子:みまき・せいこ 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。専門はアメリカ政治外交。主な著書に『戦争違法化運動の時代−「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)、『Z世代のアメリカ』(集英社、2023年、新書大賞4位)。共著に『自壊する欧米―ガザ危機が問うダブルスタンダード』(集英社、2023年、共著)、『アメリカの未解決問題』(集英社、2024年、共著)等。Yahoo!JAPANや朝日新聞で国際問題のコメンテーター。
Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。