私たちが思うよりずっと賢いからだのことを、解剖学を使って歌う人のために親しみやすく解説します。技術を気にせず、しなやかに歌うための秘密がここにあります。 (今期は4月と6月の2回構成です。5月は新宿教室での「リアルレッスン」を交えた「特別講座」があります) No50 4月:《歌う解剖学・未来シリーズ@》 声楽指導の実際@〜長所と短所(その1) ある生徒から、以前、歌の先生に「水たまりをポンと飛ぶように歌いだしなさい」「鼻の上に筒を作るように歌って」と言われて、どういう意味なのか分からなかった、そう思ってもうまくいかなかった、混乱して余計に歌えなくなったと言われました。イメージの言葉掛けの長所と短所に迫る回です。 こういった言葉掛けは、わからないと全く意味をなさなず、ただ混乱するだけですが、実は長所もあります。この辺りの謎と秘密?!を解き明かしましょう。皆さんの“声楽指導時の謎の言葉”をお寄せください。わかりにくいことを明解にしていきましょう。 No51 6月:《歌う解剖学・未来シリーズA》 歌う言語・発語について@〜日本語で歌うのはなぜ難しい? 皆さんの中に、「日本語よりイタリア語で歌う方が歌いやすい」と感じたことのある方はありませんか? また「ドイツ語で歌うのはイタリア語で歌うより難しい、歌いにくい」と思われた方は? あるいは逆に、「外国語でなんてとても歌えない。日本語ですら難しいのに」と思われている方もありますか? このあたりの、言語による歌うときの違いをどう捉えたらいいのかを探る回です。正しい回答ではなく、いくつかの提案をしたいと思います。歌うときの言語や発語についての、あなたの思いや疑問点をあらかじめお知らせ下されば、それにも回答していきます。 [5月・特別講座のお申し込みはこちら](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7902809&p=9d1f9fb56b0dc78461e63897d290c64885bf2f079c8847896edda1b3794818a5)
川井 弘子:ソプラノ歌手・音楽教育家 ドイツ・オランダ・アメリカに学んだソプラノ。演奏家であり、ティーチング・アーティスト。倉敷市出身、広島大学教育学部卒業、東京学芸大学大学院修了。シュトゥットガルト音楽大学に学んだ後、オランダ政府給費留学生としてユトレヒト音楽院に学ぶ。 音楽家・音楽愛好家の演奏力向上を図るため、2001年から、「ボディ・マッピング」指導者として、"動きにおけるからだ"の情報を提供。その後、アレクサンダー・テクニークやボディ・マッピングにとどまらず、「ソマティックなアプローチから歌うことが、本来の発声を促す」ことを発見。2015年に、解剖学を取り入れながら、歌う側の視点からわかりやすく解説した「うまく歌える『からだ』のつかいかた〜ソマティクスから導いた新声楽教本〜」(誠信書房)を発刊した。今までにない斬新で明解な新発声指導法は、多くの悩める歌い手たちの注目を集めている。最新刊に『歌う人のためのはじめての解剖学:しなやかな発声のために』(誠信書房)。
川井弘子著・誠信書房 「歌う人のためのはじめての解剖学〜しなやかな発声のために」 <参考文献>川井弘子著・誠信書房 「うまく歌える『からだ』のつかいかた」 「うまく歌える『からだ』のつかいかた 実践編」
Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。見逃し配信(視聴期間1カ月)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。