開講2年目となります。話の舞台は、元禄時代の江戸から、播州赤穂に移る予定です。赤穂藩浅野家は、当主長矩の江戸城刃傷事件により、将軍綱吉の裁定で断絶となりました。江戸の拝領屋敷は、幕府に収公されたため、居住の藩士は四散しました。藩地の赤穂では、過激な籠城説もあったのですが、城代家老の大石内蔵之助のリーダーシップによって、幕府の使節を迎えての開城の準備を進めることになります。その後に待っているのは、江戸と同様、藩士の四散です。内蔵之助のもとに結集した藩士は、江戸や畿内などに潜みながら、御家再興の機会を待ちます。亡君長矩には、子どもがいませんでした。幸い、実弟(旗本)がいましたが、いまは、兄の一件に連座して、閉門の身です・・・。(講師・記) *テキストは講師所蔵『赤穂日記』。*毎回1〜2枚のテキストを読みます。*2024年4月開講。 *画像説明:テキスト『赤穂日記』全4冊
菅野 俊輔:(かんの・しゅんすけ)歴史家・江戸文化研究家 1948 年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校、毎日文化センター、読売・日本テレビ文化センター、小津文化教室での古文書解読講座の講師を務める。講演、テレビ出演、時代考証、著述など幅広く活動。 『江戸の長者番付』『真相解明「本能寺の変」』(ともに青春出版社)『江戸・戦国のくずし字古文書入門』『なぞり書きで覚える江戸のくずし字入門』(ともに扶桑社)、近刊の監修に、新書『鬼平と梅安が見た江戸の闇社会』とムック誌『もっと知りたい!江戸の暮らしと商い』(ともに宝島社)など編著書、監修書多数。
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