西洋美術の根源は明らかにギリシア美術にあり、ローマ美術はそれを引き継ぎヨーロッパ全域にその美術様式が伝播しました。この古代美術は有機的な人体造形を発展させながら、ギリシア神話の図像を展開しています。この講座では、西洋美術の基礎としてのギリシア・ローマ美術の歴史を解明し、併せてギリシア神話の図像表現を古代とルネサンスにわたって、画像を上映して探求します。(講師・記) <各回のテーマ> 1 04月10日 西洋美術の根源・狩りの女神アルテミス 2 04月24日 古典古代文化の復活・海神ポセイドン 3 05月22日 ギリシア美術の始まり・伝令神ヘルメス 4 06月12日 人間像の出現・鍛冶の神ヘファイストス *毎回、オリジナル・プリントを3枚程度、配布する予定。 *画像説明:「ギリシア黒像式陶器画」
塚本 博:つかもと・ひろし 1950年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科美術史学博士課程修了。国際基督教大学、早稲田大学、明治学院大学、横浜市立大学で西洋美術史の講師を務めてきた。著書:『イタリア・ルネサンス美術の水脈』(三元社)、『聖なる中世美術の輝き、キリスト教美術の展開』(DTP出版)、『すぐわかる作家別・ルネサンスの美術』(東京美術)訳書:G.フォッシ『フィリッポ・リッピ』(東京書籍)、R.ゴッフェン『ティツィアーノの女性たち』(三元社)、R.ゴッフェン『ルネサンスのライヴァルたち』(三元社)、詩集『地中海と大理石』(DTP出版)。
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