地球の自然治癒力の凋落ぶりが著るしい。まずは天候の異変です。地震、台風、大雨など、かつて私が学生の頃とは打って変わって、大変な激しさです。さらに国と国との争い、国内での争いなどの紛争の多いことには目を見張ります。まさに地球の自然治癒力の凋落です。ここらで何とか食い止めたいものです。 そのためには私たち一人ひとりが養生を果たしながら、自分が身を置いた場のエネルギーを高めることです。しっかりと心して歩を進めようではありませんか。(講師記) 帯津三敬病院名誉院長・帯津良一先生による講演です。呼吸に基づいた健康法で知られ、昨年米寿を迎えられなおも元気な帯津先生の語る養生、そして自然治癒力とは。長年の経験から得られる豊かな知見は、いきいきとした日々を過ごすヒントとなります。
帯津 良一:帯津三敬病院名誉院長 1936年埼玉県生まれ。東京大学医学部を卒業、東京大学附属病院第三外科、都立駒込病院外科医長を経て、1982年帯津三敬病院を設立、医学博士。日本外科学会、日本東洋医学会、日本癌治療学会などに所属、日本ホリスティック医学協会名誉会長。日本ホメオパシー医学会理事長などを務める。主な著書に『達者でポックリ。』(東洋経済新報社)『今日よりも、よい明日』(角川SSコミュニケーションズ)、『9割の病気は食事で防げる』(中経出版)、『呼吸はだいじ 「ゆっくり吐いて吸う」は、最高の健康法』(マガジンハウス)、『医者が書いた死ぬまで元気に生きる知恵』(中経出版)、『粋な生き方 病気も不安も逃げていく「こだわらない」日々の心得 』(幻冬舎ルネッサンス)、『60歳からの「攻めの養生」: 達者名人に学ぶ「いい生き方・いい逝き方」』(三笠書房)、『不養生訓 ときめきのススメ』(山と渓谷社)、『貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意』(朝日新聞出版)、 ほか多数。
筆記用具
個別の治療相談等は承っておりません。