連句(俳諧)は「座の文学」といわれ、複数の人によってひとつの作品を合作する文学です。わが国独自の詩の世界で、芭蕉によって高度の芸術性が与えられました。「冬の日・猿蓑」などに残る彼の作品は私どもの文化遺産で、近頃はこの「付け合い」の形式が海外からも高く評価されています。 この講座は芭蕉以来の伝統を守りながら、その詩情を現代に活かし、将来に伝えて頂きたいと願っています。昭和56年の講座開講以来、理論はテキストによって構成・法則などを解説し、実作はクラスの中に「座」を作り体験を重ねられるようにしております。「雅と俗」「虚と実」を併せたこの素晴らしい文学の世界に、皆様とご一緒しましょう。(講師・記)
鈴木 千惠子:「猫蓑会」会長 東京都生まれ。昭和の終わりから、東明雅に師事。「猫蓑会」会長、日本連句協会理事。俳文学会会員。国民文化祭連句部門その他の全国イベントで受賞歴多数。国民文化祭その他で連句募吟選者をつとめる。
鈴木 了斎:「猫蓑会」副会長 東京都生まれ。連句を東明雅、俳句を倉田紘文、嶋田麻紀に師事。「猫蓑会」副会長、「麻」同人、俳人協会会員。国民文化祭連句部門その他の全国イベントで受賞歴多数。国民文化祭その他で連句募吟選者をつとめる。
筆記用具、お持ちの方は歳時記
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