聖書は単なる精神修養や道徳の教えではなく、まず歴史であるという全体的展望から個々の出来事に迫ります。そして、それら出来事の集大成が聖書の内容になっていることを理解する、これが本講座の狙いです。聖書の歴史はイエスキリストまで大きく次のように分けられます。 天地の創造〜アブラハムの前まで(創世記1〜11章) アブラハム〜エジプト移住まで(創世記12〜50章) 出エジプト〜カナン入国まで(出エジプト記1〜40章) カナン入国〜士師時代まで(ヨシュア1〜士師記21章) 王制確立〜捕囚まで(サムエル記上1〜列王記下25章) 捕囚からの帰還〜新約まで(エズラ記〜新約聖書) 新約聖書はイエスキリストの出来事になります。順を追って解説します。(講師・記) ・本講座はオンライン方式をとらず、講師は教室での対面・対話を通して、受講者がじかに『聖書』に接し、『聖書』との語らいに至ることをめざします。
並木 豊勝:カトリック司祭 上智大学神学部、同大学院神学研究科修了後、カトリック司祭に叙階され今日に至る。ローマの教皇庁立聖書研究所にて1982〜85年まで聖書学研鑽。
旧約、新約、両聖書を使いますが、わざわざ聖書を購入する必要はありません。