『平家物語』は、平家一門の栄華と衰亡をつづった古典文学です。実に魅力的な作品で、成立以降、数多の読者を得て今日に至っています。ただし、非常に大部な作品であり、また読解には背景となる歴史や思想への知識も必要です。本講座では、「はじめての」と銘打ち、それらの背景知識を解説しながら、『平家物語』の世界を皆さんとともに味わっていきたいと思います。具体的には、今期は巻一を扱います。清盛の元、平家一門の栄華がどのように記されているか、はじめて手に取られる方にもわかりやすく解説したいと思います。(講師・記) ※今期開講。各回テーマがありますので、途中受講歓迎です。 <各回のテーマ(予定)> 1 祇園精舎 2 殿上闇討 3 鱸・禿童 4 祇王 5 清水寺炎上⇒殿下の乗合 6 殿下の乗合⇒清水寺炎上 ★第5回と第6回のテーマが入れ替わりました★6/4記
中野 貴文:学習院大学文学部教授。山口県生まれ。博士(文学、東京大学)。専門分野は、日本中世文学、とくに『徒然草』。主な著書に『徒然草の誕生―中世文学表現史序説−』(岩波書店)、『女学生とジェンダー―女性教養誌『むらさき』を鏡として―』(笠間書院)など。
*第5回と第6回のテーマが入れ替わりました。6/4記 テキスト:※各自ご用意ください。 『平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)
★事情により、講師はオンライン登壇の可能性があります。予めご了承下さい。Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室で講義予定)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問い合わせは、yk9yokohama@asahiculture.comで承ります。