短歌とは手のひらの宇宙。最初は誰もが57577と言葉を指で数えながら歌を作りはじめます。こうした小さな詩型ですが、この器には果てしないこころを盛ることができるのです。日々の中でふっとよぎる感慨や小さな発見、感動、社会や時代への思い等、短歌としてお残しになりませんか。講座日に次回の作品を2首提出して下さい。毎回、近刊歌集から魅力ある歌を紹介します。秀歌と投稿歌を通じて、鑑賞と作り方を楽しく学びましょう。
桜川 冴子:歌人 福岡女学院大学准教授 1961年生。博報賞・福岡市文学賞・福岡市文化賞・青木秀賞を受賞。現在、筑紫歌壇賞・福岡市文学賞・福岡市文化賞・桧原桜賞・福岡県歌人会歌集賞・鹿児島県の高校生の短歌賞・福岡女学院短歌コンクール・福岡県短歌大会・太宰府天満宮短歌大会・福岡県医師会歌壇などの選考委員や選者。「天神文化塾」(第4木曜の夜)のコーディネーター。歌集に『六月の扉』『月人壮子』『 ハートの図像』『キットカットの声援』『さくらカフェ本日開店』『桜川冴子歌集』(現代短歌文庫)『流ー桜川冴子歌集』(新刊)、歌書に『短歌でめぐる九州・沖縄』他。福岡文化連盟理事。現代歌人協会会員。
次回講座分の歌2首(1首は題詠、1首は自由題)を、2部(1部は講師分、1部は事務局分)用意し、教室で講師に提出して下さい。教室で提出されない場合は、郵送、FAX、メール等で講義の10日前までにカルチャーセンターへお送り下さい。提出後の歌稿のさしかえは御遠慮願います。 〈題詠〉 4月14日「桜」 5月12日「青」 6月 9日「昭和」