見えなくても存在しているものがあります。幽霊の話ではありません。見え無くても実体があり、無いと科学が何もできない。自然現象が記述できない。社会が機能しなくなる。このような重要な存在の一つが虚数です。高校で習った2乗して負になる数です。でも虚数が無くて困るのは数学だけでしょう。と思っている人もいるかもしれません。数学が困ると科学全体が困ります。人間は歴史の中で壁に当たると数を広げてきました。今では当たり前に使っている負の数も市民権を持ったのはデカルトの時代です。それまでは方程式が負の解を持つと不適切と言って捨てました。それが現代では2乗して負になる虚数も市民権を持っています。でも科学者以外の人はなじみが薄いかもしれません。この講座では虚数の作り方、なぜ方程式を解くのに必要なのか。どんな所で使われているのか。虚数があると現実が見やすくなる。そんなお話をしましょう。予備知識は不要ですが想像力は必要です。見えない世界を見てみましょう。。(講師・記) <各回テーマ(予定)> 第1回 虚数と複素平面と方程式 第2回 虚数と複素平面の図形と函数 ※授業の進度により、多少の変更がある場合がございます ※ご参加の方を個別にあてることはありませんので、お気軽にご受講ください
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはyk9yokohama@asahiculture.comで承ります。