国宝に指定されている名品を通して、2期・12回で日本仏像史を概観する講座です。 今期は、飛鳥時代(538-710)、奈良時代(710-784)、平安時代前期(784-934)の国宝仏像3件を、6回にわたって取り上げる予定です。 講義では、配布資料とスライドを併用して、各作品の表現・技法の特徴をくわしく解説した上で、関連史料を講読し、先行研究を紹介して、各時代を代表する名品がもつ魅力や見どころを分かりやすくお話しします。仏像を見て、学んで、考える楽しさを共有できれば、と考えています。 講師・記) ★講師都合により、5/27と6/3は休講となり、6/24と7/1に補講日を設けます。 下記カリキュラムは、修正版となっております。(5/12記) 〈カリキュラム〉 ※カリキュラムは変更になる場合がございます。 第1回 04/1 長谷寺 銅板法華説相図(1) 第2回 04/15 長谷寺 銅板法華説相図(2) 第3回 04/29 唐招提寺金堂 盧舎那仏坐像(1) 第4回 06/17 唐招提寺金堂の盧舎那仏像(2) 第5回 06/24 仁和寺の阿弥陀三尊像(1) 第6回 07/01 仁和寺の阿弥陀三尊像(2)
松田 誠一郎:東京芸大教授 1960年、東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程終了。1984年から東京芸術大学美術学部非常勤講師、89年第1回国華賞、90年東京芸術大学より学術博士の学位取得。91年〜99年京都市芸術大学美術学部専任講師、99年より東京芸術大学美術学部専任講師、2001年から准教授、2012年から教授。著書は『東大寺と平城京 日本美術全集第4巻 奈良の建築・彫刻』共著(講談社)、『カラー版 日本美術史』共著(美術出版社)、『週刊朝日百科 日本の国宝15京都/広隆寺』責任編集(朝日新聞社)、『醍醐寺大観 第1巻 建築・彫刻・工芸』共著(岩波書店)など多数。
・資料は教室にて配布いたします。
★講師都合により5/27・6/3は休講→6/24と7/1に補講日を設けます。(5/12記) ・今期は日程が変則的です。ご注意ください。 ※教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認ください。