西洋絵画の歴史の中でも19世紀は最も実り豊かな時代と言えるでしょう。印象派をはじめ、様々な主義主張をもった流派、グループ、運動が生まれましたが、これらは次の世代に受け継がれ、20世紀の前衛芸術(アヴァンギャルド)の生みの親ともなりました。今回はこれまでとは少し視点を変え、絵画のジャンルに沿って、19世紀絵画を見直すことにします。肖像画、風景、静物、風俗の4つがそれで、有名画家による有名な作品に限らず、普段は見る機会のあまりない「知られざる名画」も取り上げるつもりです。(講師・記) <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合があります。 (1)4/19 風景画:近代の文明社会、都市と自然(1) (2)5/17 風景画:近代の文明社会、都市と自然(2) (3)5/24 肖像画:新しい市民社会の「顔」(1) (4)6/7 肖像画:新しい市民社会の「顔」(2) ★6/21は講師都合により休講 → 5/24(土)10:15〜補講となります。(3/19記)
千足 伸行:せんぞく・のぶゆき 成城大学名誉教授 1940年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。専門は北方ルネサンス、近代絵画。東京放送(TBS)を経て国立西洋美術館に勤務。退職後、成城大学文芸学部教授となり、現在に至る。その間ミュンヘン大学に留学。主な著書:『ロマン主義芸術』(美術出版社)、『北方ルネサンス絵画』(講談社)、『ゴッホ』(朝日グラフ増刊、朝日新聞社)、『アール・ヌーヴォーの世界(U)』(学習研究社)、『新西洋美術史』(西村書店)、『アール・ヌーヴォーとアール・デコ:甦る黄金時代』(小学館)ほか。
★6/21は講師都合により休講→5/24(土)10:15〜補講となります。(3/19記) ※開催時間が10:15〜11:45となります。(延長の可能性あり) ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認ください。