ヨーロッパ中世では、王国貴族の最高位である王位・皇帝位をめぐって様々なドラマが繰り広げられてきました。首尾よく目的を成就した人、武運つたなく皇帝の玉座に登れなかった人。皇帝位をめぐる物語は、人びとの多様な思惑の中で展開していきます。この講座では皇帝位をめぐる人間模様から、中世ヨーロッパの歴史の一側面を見ていきます。 【カリキュラム】 1. ハインリヒ4世の対立国王として立つ―ルドルフ・フォン・ラインフェルデン 2. 父帝を裏切り皇帝位へ―ハインリヒ5世 3. 継ぐのは誰か―シュヴァーベン大公フリードリヒの誤算(1) 4. 継ぐのは誰か―シュヴァーベン大公フリードリヒの誤算(2) 5. 皇帝位をめぐる争い・第二幕―シュタウファー家vs ヴェルフェン家 6. 皇帝位をめぐる争い・第三幕―バルバロッサ(赤髭王)登場
岡地 稔:南山大名誉教授 ●最終学歴 名古屋大学大学院文学研究科 史学地理学専攻(西洋史専門) 博士課程後期課程 単位取得満期退学(1980年) ●南山大学外国語学部ドイツ学科教授を経て、南山大学名誉教授 ●専門分野 西洋中世史(フランク史、ドイツ史) ●著書『あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる』(八坂書房 2018年)、『西欧中世史〔上〕―継承と創造―』[共著](ミネルヴァ書房 1995年)、『権力・知・日常―ヨーロッパ史の現場へ―』[共著](名古屋大学出版会 1991年)
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