本来の仏像彫刻は、四角いヒノキの用材に墨をひき、鋸を入れ、ノミで叩く“木取り”から始まります。これには多くの道具と想像以上の労力を要します。そのため、この講座では、荒彫りのできた用材から彫りすすめていきます。初めて彫刻刀を持たれる方でも、数回で一体の菩薩さまを完成することができます。初心地蔵からはじめて、小仏地蔵、白衣観音、阿弥陀如来、薬師如来と進みます。一体でも小仏を彫ってみると、仏像の見方が大きく変わったことに気付かれるでしょう。お寺巡りや仏像巡りの楽しみも倍加されることと思います。
小澤 一夫:ボケ予防に指先を使う趣味はないかと心掛けていたところ仏像彫刻と出会い、趣味が高じて岩松拾文仏師に認められた。一人でも多くの人が仏様と接する機会を願い指導している。
・20cm定規、筆記用具、エプロンまたはひざ掛け、彫刻刀 <新規ご受講の方>要予約 初心地蔵用材(約2,000円)、彫刻刀8本セット(約17,000円)、テキスト「やすらぎの仏像彫刻」岩松拾文著3200円。初日に教室で販売いたします。 彫刻刀をお持ちの方はご持参ください。
・5/5はお休み、6/30(第5月曜)は講座があります。