四季の移りのさだかな風土と、日本の国土の精神的土壌から興った生け花は、自然の描写から始まります。しかし、それは単なる自然の模倣ではありません。深く自然を鑑賞し、草木の生命に目をとめるとき、花と人との生命がとけあい燃焼する瞬間があって、その時はじめて、生け花の新しい生命が誕生します。生け花はこのような自然と心の対話から生まれます。(講師・記) 《カリキュラム》 ・初めての方 盛り花の直態基本花形、役枝の取り方から始め、ついで盛り花の斜態へ進み、素材の組み合わせ、意匠花などを経て、生花一種生(しょうかいっしゅいけ)、二種生、三種生から自由花に入る。 ・三ヵ月たった方 自由花(行事の花、花器の話)から投げ入れ(立つ、傾く、垂れる)へ進み、再び自由花、盛り花のより程度の高いものに移る。六ヵ月修了すれば、希望者は池坊の初伝の免状を受ける資格ができるまでになる。 ・半年以上たった方 バラエティのある生花基本形を修め、盛り花も一段と高度のものに進む。一年たてば中伝の資格がとれる。 ・月曜、金曜クラスとも内容は同じで、いつからでも始められます。各人の経験・程度に応じた指導をします。正月、節句、花見、クリスマスなどの行事花も習得します。
嶋田 純子:華道家元池坊教授 (財)池坊華道会中央委員
・花バサミ、花包み、ノート、筆記用具 ・花材費(1回1,000円位〜)は教室でお支払いください。欠席の場合、花材は2日程お預かりします。 ※花材準備の為、新規ご受講の方は5日前までにお申し込みください。
※5/2はお休みです。