割れたり欠けたりした陶磁器を漆によって補修し、金粉などを蒔きつけて仕上げる「金継ぎ」。漆作業は、たいへん根気と時間のいる作業ですが、思い出の品を美しく趣ある品に蘇らせるのは、とても楽しい仕事です。金継ぎを通して漆の魅力を味わってみてください。 【ご案内事項】 ・初めての方にも安心してご受講いただくための体験講座です。通常のクラスの受講者と一緒に受講していただきますので、授業の進め方やクラスの雰囲気をどうぞご確認ください。 ・体験では合成漆を使用しますが、教室内では天然の漆も使用していますので、かぶれる場合があります。ご注意ください。 ・本講座は 5/29, 6/5, 6/19の3回体験クラスです。 ★金継ぎ体験(前期)と内容は同じです。(前期)を受講の方、レギュラー講座のご受講経験のある方は受講できません。
宮 洋子:文化財修復家 2000年 東京芸術大学大学院美術研究科後期博士後期課程芸術学保存修復技術修了。博士(美術)博美第82号。東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学保存修復彫刻研究室講師(修復実習担当)、実践女子大学講師(博物館学課程文化財学担当)を経て、現在、東京国立博物館内漆工修理室非常勤・多摩美術大学共通教育学、玉川大学芸術学部の講師を務める。文化財修復家と彫刻家としても活動する。百貨店等で個展を多数開催。二科展特選、東京芸術大学修了展サロンドプランタン賞。
初回に直したい器を1〜2個(15p×15p×15pに収まる程度の物)。 器保管のタッパー、カッターナイフ、綿棒、セロテープ、ゴムまたはビニール手袋(薄手で手にフィットするもの)、皿またはカップ(プリンの空き容器など)、サンドペーパー耐水性各1枚(#240、400、800、1,000、1,500、2,000)、面相筆または小筆1本。汚れてもよい服装。必要な方はエプロン。
教材費1,500円(教室で現金にてお支払いください) ※作品・道具(お預け物)等はお客様自身で管理をお願いいたします。