※4月から12:40〜14:10に変更になります。 随時受講開始大歓迎! 「笑う門には福来たる」と言われるように、日本人は古来、笑いを大切にしてきました。 今期は、中世前期の鎌倉時代にスポットをあてます。この時代は、続々と説話集が編纂されました。すなわち、『宇治拾遺物語』『古今著聞集』『沙石集』のたぐいです。その中から滑稽な笑い話を選りすぐって読解鑑賞するとともに、笑い文化史の観点から、分析・論評してみたいと思います。日本文化の特徴的な一面が明らかになることでしょう。
林 和利:伝承文化研究センター所長、文学博士 文学博士。1952年兵庫県篠山市生まれ。早稲田大学で国文学・演劇学を学ぶ。研究領域は能・狂言を中心とする日本の古典演劇。博士論文は「能・狂言の生成と展開に関する研究」。中世文学と日本文化全般が守備範囲。東京時代、野村万作師に入門して狂言の実技を習う。著書に「なごやと能・狂言」(風媒社)など。名古屋の狂言の活性化のために尽力し、自称「名古屋の狂言の応援団長」。