インダス文明の時代からの悠久の歴史をもつインドでは、様々な学問分野が華ひらきました。そこで集積された知見が、ヨガやアーユルヴェーダのようなかたちで現代にも応用されています。インドでは近年、自国文化の見直しと再評価が進み、言語学、建築、天文学など学問の知識体系を網羅した書籍がつぎつぎと世に出はじめています。本講座では、インドの大学で教科書として作られた「INTRODUCTION TO INDIAN KNOWLEDGE SYSTEM」を手がかりに、インドの学問世界の全体像を概観してみようと思います。(講師・記) 1.「インドの学問体系」とは? 2.幹としてのヴェーダ聖典とその支分(ヴェーダとヴェーダ・アンガ) 3.哲学体系(主流と支流)
佐々木 一憲:創価大学講師。1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻インド文学・インド哲学・仏教学専門分野博士課程満期退学。専門は大乗仏教後期中観派の修道論、〈近代仏教学〉成立史、仏教伝播史。インド政府給付奨学生としてシムラーおよびコルカタで在地研究。立正大学講師。現在、創価大学国際仏教学高等研究所専任所員。共著書に『ブッダの言葉』(新潮社)、『現代ネパールを知るための60章』(明石書店)など。
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2025年4月〜全12〜14講程度の予定 ・Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問い合わせは、yk9yokohama@asahiculture.comで承ります。