言語は、生物の中で人間のみが持つ脳の機能です。AI(人工知能)で文章を合成できる時代にあって、言語能力を通して人間の創造性について正しく理解することが重要です。そこに、「チョムスキーを読む」ことの今日的な意義があります。本講座では、チョムスキー著『我々はどのような生き物なのか』(福井直樹・辻子美保子編訳、岩波現代文庫)を読み進めながら、人間の言語能力から創造性を探ります。 予備知識は仮定しませんので、途中からでも参加できます。1回で10ページほどのペースで進む予定です。チョムスキー著『我々はどのような生き物なのか』(福井直樹・辻子美保子編訳、岩波現代文庫)をご用意して繰返しお読み下さい。(講師・記) 【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。 ★■4月期 第1-3回:「言語の構成原理再考」本文(pp.7-37) ■7月期 第4-6回:「言語の構成原理再考」質疑応答(pp.38-65) ■10月期 第7-9回:「チョムスキー氏との対話」その1(pp.135-168) ■2026年1月期 第10-12回:「チョムスキー氏との対話」その2(pp.169-201) ※お申込みは3か月単位です ※各自ご用意ください:チョムスキー著『我々はどのような生き物なのか』(福井直樹・辻子美保子編訳、岩波現代文庫))
酒井 邦嘉:さかい・くによし 東京大学教授 1964年、東京生まれ。東京大学教授。同大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。同大学 医学部助手、マサチューセッツ工科大学 客員研究員、東京大学 大学院総合文化研究助教授を経て、現在に至る。2002年第56回毎日出版文化賞、2005年第19回塚原仲晃記念賞受賞。専門は言語脳科学と脳機能イメージング。著書に『言語の脳科学』『科学者という仕事』『科学という考え方』(中公新書)、『脳の言語地図』(明治書院)、『脳を創る読書』『考える教室』(実業之日本社)、『チョムスキーと言語脳科学』(インターナショナル新書)等、対談集に『芸術を創る脳』(東大出版会)がある。
※各自ご用意ください:チョムスキー著『我々はどのような生き物なのか』(福井直樹・辻子美保子編訳、岩波現代文庫))
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