江戸時代は250年以上の「平和」の時代でした。しかし、この間政治は激しく動きました。政治の主導権をめぐり、さまざまな政治権力(派閥)が対立・闘争を展開しました。「平和」のなかの権力闘争の実態を史料をもとに読み解きます。(講師・記) <2025年4月期 各回予定> 1. 武断政治から文治政治へ 島原の乱以後の幕府の官僚政治についてお話しします。 2. 元禄政治 5代将軍綱吉の政治的評価が変わりつつあります。 文明論の視点から元禄政治を読み解きます。 ※講座の進み具合により、変更がある場合もございます。
大石 学:おおいし・まなぶ 東京学芸大学名誉教授 1953年東京都生まれ。東京学芸大学卒業、同大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課在単位取得。日本学術振興会研究員、同特別研究員。名城大学助教授などを経て現職。日本近世史専攻。NHK大河ドラマ「龍馬伝」「篤姫」、NHK土曜時代劇などの時代考証を担当。また映画「斬、」「るろうに剣心」の時代考証を担当。時代考証学会会長。古い形の時代考証を脱却し、制作者とともに作り上げる新しい時代考証をめざしている。
大石 学・著『近世日本の勝者と敗者』(吉川弘文館) ※各自お求めください。 ※テキストのほかに資料を配布して講義を進めていきます。
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