「日本画」といえば、浮世絵や水墨画をイメージする方が多いと思います。しかし、現代の日本画は油絵や水彩画のようにたくさんの色の絵具を使って描きます。画材は、「水干絵具(すいひえのぐ)・岩絵具(いわえのぐ)・胡粉(ごふん)」などを使います。基底材(支持体)は、和紙を使うことが多いです。掛軸(軸装)は、和紙にも描きますが、絹にも描きます。 本講座では、絹に描く「絹本」の技法を体験します。絵絹を木枠に張り、絹本に富士を描きます。下絵を写す方法やぼかし、たらしこみなど、日本画の技法を指導します。 講師の見本作品をもとにして描くため、初心者の方でも安心して制作をすることができます。日本画がはじめての方は、絹を枠に張った状態から進めます。基礎を見直したい方も是非ご参加ください。(講師・記) 【カリキュラム(予定)】 第1回 絹本とは何か/制作プロセス解説/下絵を写す 第2回 雲のぼかし/空の色を着色/山の調子を描く 【広報画像】 @橋新三郎《富士 松》(2013) A日本画の画材
橋 新三郎:(たかはし・しんざぶろう)日本美術院。1981年東京芸術大学日本画科卒業、1983年同大学院修了。1979年、春の院展初出品初入選。1982年、院展初入選。以降毎年出品。東の会日本画展、個展(横浜高島屋、渋谷東急本店)、清瀬市美術家展ほか、多数。
ぞうきん/エプロン ※お持ちの方は、「面相筆/平筆/刷毛/墨(墨汁は不可)」もご用意ください。
◎入金・キャンセル〆切:3/22(土)