中世ウェールズを主な舞台とした散文騎士物語「マビノギオン」。この中世ウェールズ語作品を、現代ウェールズ詩人グウィン・トマスが、特に子供向けに現代ウェールズ語に翻案した、Y Mabinogion『マビノギオン』(ウェールズ大学出版局、1984年)を、この授業で講読します。輪読の形で、一文一文音読し、語句の意味、文法、また文化的背景を解説しながら、作品を丁寧に読み解きます。テキストと合わせて、予習復習のための分かりやすい資料を、毎回の授業の2週間前には配布します。作品講読を通じて、ウェールズ文学をウェールズ語で読む楽しみをともに味わいましょう。(講師・記) ・2022年4月講読開始。 →「マビノギオン」物語のなかの、「シールの娘ブラヌウェン」((Branwen Llŷr))を2024年12月読了。 ・2025年1月からは、新しい物語「マナウアダン」を講読しています。
小池 剛史:こいけ・たけし 大東文化大学教授 愛知県豊橋市出身。1994年桜美林大学文学部英米文学科卒業。1999年獨協大学大学院外国語学研究科博士後期過程満期修了退学。2004年エジンバラ大学哲学・心理学・言語科学学部英語学科博士課程修了。専門は、ウェールズ語学、英語学、英語史(古英語)。現在、大東文化大学文学部英米文学科准教授。日本カムリ学会代表幹事。著書に『ウェールズ語の基本』(共著:永田喜文、小池剛史/三修社2011年)、翻訳書に『ウェールズ語の歴史』(著者:ジャネット・デイヴィス/春風社 2018年)がある。
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