提出された答案を添削して、模範解答とともに返却し、テクストを読み直しながら疑問点や難解な個所について受講生とともに考えていくという授業です。これまで、中世(現代語訳による「トリスタン物」)から現代まで、数多くの作品を読んできました。2025年4月第二回目から、ミッシェル・トゥルニエのエッセイを読んでいます。 〈進め方〉課題を訳して締切日(次の講座日)の授業で各自提出していただきます。オンライン受講の方は、授業日の午後12時までにkouzainfo4@asahiculture.comにご提出ください。次の授業時に、講師が添削して返却します。 ※なお、トライアルの方は添削はございません。 〈対象〉フランス語の文法を接続法や単純過去も含めて一通り終えた方、または、フランス語を3年以上勉強した方が対象です。 **** 講読日程表(宮下志朗) テキスト:Flaubert, La Légende de saint Julien l'Hospitalier (Flammarion/Etonnants Classiques) *日付は,その個所を講読する日付です.答案はその前の回に提出すること *「01-78」などとあるのは行数 4月3日KV:142-205(dans mon pays)〔フローベール『聖ジュリアン伝』読了.〕 4月17日:トゥルニエの1+5 5月1日:トゥルニエの2+4 5月15日:トゥルニエの3+7 6月5日:トゥルニエの6+9 6月19日:トゥルニエの8+10 ※4/17(木)以降は、ミシェル・トゥルニエが、著名な写真家たちの写真に添えるかたちで綴ったエッセイを講読予定です。1回に1篇が原則ですが、短いものは2篇まとめて読みます。 1.[pp.7-11]Des clefs et des serrures(4月17日) 2.[pp.13-16]Les deux soeurs(5月1日) 3.[pp.19-21]L'arbre et le chemin(5月15日) 4.[p.23]L'athlète(5月1日) 5.[pp.25-26]Toucher(4月17日) 6.[pp.29-33]Le froid et ses vertus(6月5日) 7.[pp.35-36]Le riz(5月15日) 8.[pp.39-40]L'aquarium(6月19日) 9.[pp.43-45]Vue de Normandie(6月5日) 10.[pp.47-49]L'esprit de l'escalier(6月19日) 全部で10のエッセーですが,毎回2つ,長さを考慮して組み合わせました. MIchel Tournier,『Des clefs et des serrures, Images et proses』,Editions du Chêne,1979. なお、テキストはコピーとなります。 2025年7月〜9月:テクスト未定
宮下 志朗:(みやした・しろう)東京大学名誉教授 1947年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、現在は放送大学名誉教授、東京大学名誉教授。専門はルネサンス文学、書物の文化史。1990年『本の都市リヨン』で、第17回大佛次郎賞(朝日新聞社)受賞。 2012年にはラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』の新訳(ちくま文庫、全5巻)を完結させ、2013年度の第64回読売文学賞研究・翻訳賞、ならびに第18回日仏翻訳文学賞(小西財団)を受賞。2016年にモンテーニュ『エセー』(白水社、全7巻)も完結させた。他に訳書としてミシェル・トゥルニエ『イデーの鏡』(白水社)など。
・適宜プリントを配布します。
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