江戸時代、現在の山手線の内側は御府内(朱引線内)と呼ばれ、江戸の市街地として発展していました。しかし、その外側にあたる郊外にも人々の生活圏があり、豊かな農村が広がっていました。当然、そこには道があり、多くの坂道が人々の生活を支えていました。このシリーズでは、その江戸郊外に足を伸ばし、今に残る江戸の坂を探索しながら、その魅力に迫るとともに、江戸の人々の生活を浮き彫りにすることを試みます。(講師・記) ※実際にいくつかの坂をある程度の速度で登ります。集合場所等の詳細を必ずご確認ください。 ◆集合時間 13:00(※雨天決行) ◆集合場所 下記詳細をご確認ください。 ◆欠席、遅刻連絡は03-3344-1946に必ずご連絡ください。(平日・土曜日9:30〜19:00) ◆資料 コースの切絵図と現代地図の資料を配布します。 ◆注意事項 講座内の入園料等は各自負担です。昼食は済ませてご集合下さい。 ◆参考図書 『大江戸坂道探訪』(山野勝 著、朝日文庫、680円(税別))(坂の歴史の詳細については参考図書をお勧めします。) 【各日程の集合場所とテーマ】 ◆4/22(火) 奥沢〜上野毛(世田谷区)界隈の坂を歩く 集合:東急大井町線「九品仏駅」改札口 解散予定:東急大井町線「上野毛駅」 九品仏で有名な浄真寺を散策してから、「寮の坂」へと向かいます。江戸時代に農業用水として開削された六郷用水の支流・丸子川に沿った高台には、多くの坂が走っています。緑に囲まれた地頭坂から等々力の坂を経て、等々力不動尊のある等々力渓谷に入ります。さらに、浄音寺坂、明神坂、稲荷坂へ進みます。 ◆5/27(火) 上野毛〜大蔵(世田谷区)界隈の坂を歩く 集合:東急大井町線「上野毛駅」正面口 解散予定:大蔵からバスで、小田急線「成城学園前駅」へ 前回の続きです。稲荷坂を下り、丸子川に沿って西へ。玉川八景の眺望として知られる行善寺は行火坂、行善寺坂の坂上にあります。さらに、慈眼寺坂を上り、馬坂へ至ると、岡本静嘉堂緑地の樹林が美しく輝いて疲れをいやしてくれます。この先、堂ヶ谷戸坂、岡本三丁目の坂、座頭ころがし坂へと進みます。 ****
山野 勝:坂道研究家。1943年生まれ。早稲田大学政経学部新聞学科卒業。講談社に入社し、「ヤングマガジン」編集長、第三編集局長、取締役、常務取締役を務めた。「タモリのTOKYO坂道美学入門」(講談社)に企画参加。著書に「江戸の坂−東京・歴史散歩ガイド」(朝日新聞出版)、「江戸と東京の坂」「古地図で歩く江戸と東京の坂」(以上、日本文芸社)がある。朝日新聞(都内版)に「江戸の坂・歴史散歩」を連載。近著「お江戸・東京/坂タモリ<港区編>」(写真・著タモリ)の監修を担当。
雨具、水筒、帽子、筆記用具、カメラ等各自必要なもの。健康保険証、常備薬。歩きやすい服装と靴でご参加ください。
※6月は休講です。 ・講座は外部施設で行います。講座詳細ページをご確認ください。集合時間、集合場所を必ずご確認ください。 ・欠席、遅刻連絡は03-3344-1946に必ずご連絡ください。(平日・土曜日9:30〜19:00)