ゲーテの「イタリア紀行」を、月一回のペースでゆっくり読み進めます。ドイツ語の、特に文法構造の解説などはもちろんのこと、ゲーテがイタリア各地で見聞した人々の暮らしぶり、史跡、美術品などについても、できる限り資料を用意して追体験できるようにしたいと考えています。なお、後半の「第二次ローマ滞在」は、ドイツ語の文体が難しくなり、内容的にも前半部分の回想や、これに関する哲学的考察などが多く難解なため、省略するつもりです。前半のどの部分まで読むのかは、受講生のみなさんと相談させていただければと思います。ドイツ語中級以上の方が対象です。(講師・記) ・2017年7月開講、読み進めています。進捗はお問合せください。 ※2025年度は渡部重美先生からの代講で矢羽々崇先生のご講義です。
矢羽々 崇:やはば・たかし 獨協大学教授 1962年岩手県盛岡市生まれ。ミュンヘン大学マギスター(修士),上智大学博士(文学)取得。1994年より獨協大学外国語学部ドイツ語学科で教鞭を執り,2007年より教授。専門は近現代ドイツ文学(主に叙情詩)。主な著書として,『詩作の個人性と社会性ヘルダーリンの詩「追想」』(1997年),『「歓喜に寄せて」の物語シラーの詩とベートーヴェンの「第九」』(2007年)などがある。また,2000〜2002年度および2007年度に「ラジオドイツ語講座講師(入門編,応用編)」,2008〜2010年度「テレビでドイツ語」講師を担当。
〈テキスト〉「Italienische Reise」Goethe,J,W,v (ISBN:9783458318750) 各自、お求めください。
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