第二次世界大戦後、世界各国で数多くの銀行や証券会社が破綻した。しかしながら、それぞれの破綻の背後にある金融環境や破綻の原因、破綻に至るプロセスなどはすべて異なっている。また、破綻という苦い経験を踏まえて新たなリスク管理手法が考案され、そのような手法を組み入れた金融規制が取り入れられてきた。 本講座では金融庁の国際担当審議官であった講師が金融機関の破綻の歴史を紐解くとともに、その後に導入された金融の規制の流れについて自らの経験も踏まえてわかりやすく解説していく。(講師・記) 各回予定テーマ:学期(3か月に一回)の開催予定です 今学期:外国為替取引とグローバル規制の始まり 夏学期:デリバティブ取引とヘッジファンドの破綻 秋学期:サブプライム問題とリーマンブラザースの破綻 冬学期:国家の債務危機とデジタル時代の銀行破綻 ・・・・・
丸山 純一:まるやま・じゅんいち 元金融庁国際担当審議官 三重県出身。1977年東京大学法学部卒業。大蔵省入省。外務省欧州局審議官、金融庁国際担当審議官を経て2009年横浜税関長。2010年シティバンク銀行顧問、その後副会長。2017年から2020年まで駐セルビア特命全権大使。
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