オペラに交響曲、バレエ音楽など百花繚乱のオーケストラの世界。この講座では、オーケストラと楽器、演奏家について、また時々楽譜に焦点をあてながら楽しく解説します。歴史的背景や驚きのエピソードを知ることで、名曲の味わいはさらに増すことでしょう。(講師・記) 〈スケジュール〉 1)モーツァルトのピアノ協奏曲第12番、第17番 ウィーン時代の幕開けを飾るイ長調と管楽器と交歓するト長調にメッセージあり。 2)モーツァルトの交響曲第40番、シューベルトの第5番 創作の背景も演奏の状況も謎。編成、ト短調/ト長調のメヌエットに想いを寄せて。 3)ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、第2番 1800年4月、29歳時の自主公演を彩ったのはハ長調か。調性、編成をあらためて。 4)ベートーヴェンの交響曲第7番、第8番 1814年2月、王宮舞踏会場レドゥッテンザールで演奏されたのは?後世への影響。 5)ブラームスの交響曲第2番、第3番 両曲ともウィーン楽友協会でのハンス・リヒター指揮ウィーン・フィル定期で初演。 6)マーラーの交響曲第5番 巧緻な長編。アダージェットの逸話は本当なのか。バッハ、ブルックナー愛はさて。
奥田 佳道:音楽評論家 1962年東京生れ。ヴァイオリンを学ぶ。ドイツ文学、西洋音楽史を専攻、ウィーンに留学。共・著書に「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)、「おもしろバイオリン事典」(ヤマハミュージックメディア)ほか。1993年からNHK、日本テレビ、WOWOWなどの音楽番組に出演。2019年は、FM放送50周年を記念した10時間のスペシャル番組、BS4Kザルツブルク音楽祭ウィーン・フィル生中継の解説を担当。 現在NHKラジオR1「音楽の泉」(日曜午前8時05分、土曜午前5時FM再放送)、ラジオ深夜便「クラシックの遺伝子」(聞き手:森田美由紀)に出演中。
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(2週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。