半獣神像、ピラミッドのような幾何学的建築、腐食しない黄金のマスク、類型的な肖像彫刻、象徴的な神聖文字、奥行きと立体感の乏しい壁画など、不思議な古代エジプト美術。その謎を解く鍵は「永遠の生命」にあります。美術は滅びゆく自然に見いだせないものを表現しようとしたのです。講師作成のカラー教材には、当日ご紹介する作品の縮小版を収録しますので、後から作品を見直していただけます。ご興味をお持ちの方、どうぞお気軽にご参加ください。 11月は、地方総督夫人センヌウイ座像など---素晴らしい王像私人像を取り上げます。 《以降の予定》 12月 ハトシェプスト女王葬祭殿、ネフェルティティ妃像など---華麗な文化の始まり 1月 ツタンカーメンのマスクなど---壮麗な遺宝群 2月 大王ラメセス2世のアブシンベル大神殿など---大規模な神殿建築 3月 「アメン神の聖なる妻」王女カロママ立像、猫像など---最後の女王クレオパトラの時代へ ・
門屋 秀一:1967年生。門屋美学研究所所長。2025年4-9月授業担当講師。2002-2023年立命館大学非常勤講師。京都大学文学部哲学科卒、京都大学博士(人間・環境学)。京都大学総合人間学部特別研究員任期中、独フンボルト大学研究渡航。JTBガイアレック(旧朝日旅行)ヨーロッパツアー同行講師、JTBおよびJALのオンライン講師、郵船クルーズ・飛鳥II乗船講師の経験あり。著書に『美術で綴る西洋思想』『美術で綴るギリシアの宗教と思想』『美術で綴るキリスト教と仏教』『絵画で綴る哲学と倫理学』『カント第三批判と反省的主観性』など。
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