アルフォンス・ミュシャ(チェコ語読みムハ)は日本において知る人ぞ知るチェコ出身の画家である。2017年、国立新美術館にて「ミュシャ展」が開催され、《スラヴ叙事詩》が全20点すべて揃って、チェコ国外では世界で初めて日本の地で公開されたことが記憶に新しい。34歳の時に、フランスの絶世女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の広告ポスターを手がけ、一夜にして世界を虜にしたミュシャ。あまり知られていない彼と日本との関わり、秘密結社フリーメーソンの重鎮としても知られる彼の生涯も踏まえ、チェコが誇る画家、ミュシャについて日本在住のチェコ人の日本文化専門家が紹介します。(講師・記)
ペトル・ ホリー:チェコ蔵主宰 1972年プラハ郊外に生まれ育つ。1990年プラハ・カレル大学哲学部日本学科に入学し、語学短期留学で初来日。93〜94年早稲田大学別科日本語専修過程、98年〜2000年東京学芸大学大学院、2000〜06年早稲田大学大学院文学研究科にて歌舞伎を研究し、04〜06年同大学第一文学部助手、06年同大学大学院博士課程を単位取得退学。06年に、駐日チェコ共和国大使館内チェコセンター東京を新たに開設、同時に所長に就任。ヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画字幕作成や書籍翻訳、関連書籍の執筆をはじめ、チェコ文化を広く日本に紹介。13年にチェコセンター所長を満期退任。現在、未だ知られざるチェコ文化・芸術の紹介と普及を目的にした「チェコ蔵」を主宰。チェコ文化関連のイヴェントや講師・講演会など数多くこなし、公的な通訳・翻訳業にも携わる。早稲田大学演劇博物館招聘研究員。都留文科大学兼任講師。 チェコ蔵ホームページ http://chekogura.com
※開催時間が15:30〜17:00から、16:00〜17:30に変更となりました。 Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはtc9acc2@asahiculture.comで承ります。