『源氏物語』第9帖葵巻を読みます。 光源氏の正妻・葵の上と恋人・六条御息所の車争いを起点に、御息所の生霊化と葵の上の死を描く本巻は、物語前半のクライマックスと言えます。共に傷つく光源氏と六条御息所の姿を丁寧にご紹介いたします。 現在の研究の動向なども織り交ぜながらお話しをいたしますので、葵巻をはじめて本格的に読む方にも、改めて読み直したい方にもご参加いただければと存じます。(講師・記)
林 悠子:日本女子大学准教授 日本女子大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本女子大学文学部日本文学科准教授。専攻は平安朝文学、特に『源氏物語』。主要論文に、「浮舟物語の時間試論」(岩波書店『文学』2015・1)、「平安貴族女性が歩くとき」(『瞿麦』2016・3)、共著に『はじめて読む源氏物語』(花鳥社・2020)。
※プリント教材。 ※スリッパ。スリッパ無しで靴下でご入室もできます。
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。お問合せはcb9info@asahiculture.comで承ります。