各地の名跡を訪れ、日本の歴史に思いを寄せながら学びます。 1月17日■新春の京に、巳年の蛇のパワーを求めて 守護四神の一つ玄武は蛇が亀に巻き付いている霊獣で、都の北を守ってくれる神様です。訪ねる玄武神社はまさにその名の通り、方除けのご利益がいただけるそうです。当神社4月の「玄武やすらい祭」(国の重要無形文化財)と、最後に訪れる今宮神社の「やすらい祭」も共に疫病をしずめる行事。今回はその美しい行列を見ることはかないませんが、京の都に古くから伝わるみやこ人のこころに思いを馳せ、「巳年」の蛇のパワーにあやかり、開運を祈願しましょう。参拝のあと、門前の茶店で名物「あぶり餅」をお楽しみいただきます。 2月21日■NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の舞台となる秀長ゆかりの城下町めぐり 2026年のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟!」。その主人公秀長のゆかりの地をめぐります。大和郡山城は、奈良県では数少ない城下町。当城は、戦国大名筒井順慶の築城に始まり、のち秀長によって百万石の領主にふさわしい城郭と城下町が造られました。しかし残念ながら明治時代に建物は壊されましたが、石仏などの転用石材が使われた石垣や堀は、当時のまま残っています。まぼろしの城が、近年の発掘調査で、天守閣の規模が浮かび上がりました。天守台跡に上れば、奈良盆地を360度見渡せる素晴らしい眺望が楽しめます。城跡と町並みをめぐり、秀長が示した平和な世づくりを考えてみたいと思います。 3月21日■─西国街道─ 戦国大名が駆け抜けた芥川宿の今 西国街道は、8世紀の山陽道の後進にあたり、約8.1kmにわたり高槻市域を東西に貫いています。京から大宰府に通じ、淀川とともに大坂北部の政治・経済に大きな影響を及ぼしました。現在の道筋は、14世紀ごろに固定化したとみられ、三好長慶や高山右近、さらには織田信長、豊臣秀吉らが駆け抜けた道です。中世から近世、更に現代も息づいている芥川宿に立ち、人々の暮らしがどのようであったかを体感します。
【持ち物】弁当、飲み物、帽子、敷物、雨具など。歩きやすい服装と靴など、ハイキング支度でご参加ください。トレッキングポールや杖はご自由にお持ちください。 ・受講料のほかに、見学先の入館料や講座中に移動するための交通費が必要な場合がございます。
現地案内プリントをご確認ください。WEB決済をご利用の方へは、お手続き完了後、郵送でお送りします。開講日以降の受講料の返金はできません山裾を歩きますが、全工程に多少のアップダウンがあります適時、昼食をとります。雨天実施です。設備費は講座運営維持費です。