シェイクスピアの四大悲劇のうち『ハムレット』『リア王』『マクベス』から、特に有名で重要な台詞を取り上げ、それぞれの台詞に込められた意味、登場人物の心理、文化的・歴史的背景、作品全体における役割について考察します。その際に、英語の原典と膨大な注釈にも目配りします。英語の原作に込められた狂気にも似たシェイクスピアの仕掛けに驚くこと間違いなしです。400年も前の台詞が現代にも通じるテーマを扱っていることにも気づかれるでしょう。(講師・記)
西 能史:にし・たかし 上智大学准教授 1973年生まれ。上智大学文学研究科英米文学専攻博士課程修了、ロンドン大学博士号取得(文学博士)。専門はシェイクスピアを中心とした16〜17世紀英文学。主な著作に、『シェイクスピア・ハンドブック』(共著、三省堂 2010年)、『書斎の外のシェイクスピア』(共著、金星堂 2017年)、『イギリス文学入門』(共著、三修社 2014年)、『イギリス文化入門』(共著、三修社 2010年)など。主な翻訳にスティーヴ・ブランドフォード他『フィルム・スタディーズ事典―映画・映像用語のすべて』(共訳、フィルムアート社 2004年)、スチュアート・シム『ポストモダン事典』(共訳、松柏社 2001年)など。
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