奈良や京都の日本の仏教美術のルーツにあたる中国の仏教美術を体系的に学びつつ、仏像を鑑賞する基礎知識を養います。毎回プロジェクターを使って丁寧に説明し、プリントを配布して詳しく解説します。初めての方でもわかりやすく解説しますので、楽しみながら学んでください。 今期から中国の仏教美術を体系的に学びます。1回目は中国の仏教美術の全体を概観します。2回目は中国の仏教美術を理解するために神仙思想について学び、3回目は中国仏教初伝期の仏教と早期仏像、4回目は江蘇省連雲港市孔望山磨崖造像、5回目は四川省楽山市麻浩崖墓と仏像付銭揺樹について講じます。毎回わかりやすく丁寧に解説します。 写真:孔望山摩崖造像 <各回テーマ> 1/9 中国の仏像の流れを概観する 1/23 中国の神仙思想について 1/30 中国仏教初伝期の仏教と早期仏像 3/13 江蘇省連雲港市孔望山摩崖造像について 3/27 四川省楽山市麻浩崖墓と仏像付揺銭樹
金子 典正:かねこ・のりまさ 京都芸術大学教授 1966年生まれ。博士(文学)。早稲田大学大学院博士課程修了。仏教美術史・東洋美術史専攻。同大学文学部助手、講師、京都造形芸術大学准教授を経て現職。論文・研究に「唐招提寺『金亀舎利塔』について」「中国仏教初伝期に於ける仏像受容の実態に関する一考察」など多数。出版物に『芸術教養シリーズ3 中国の美術と工芸 アジアの芸術史 造形篇I』(藝術学舎、2013)ほか。
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