モンゴル・元朝の時代、モンゴル皇族がチベット仏教を狂信し、それが元朝滅亡の要因のように言われたことがありました。一方、モンゴルは宗教に寛容であったこともよく知られています。古代から遊牧民の間では、天を敬うシャーマニズムの信仰があり、それはモンゴルにも受け継がれました。しかし、チンギス・カン登場以前からモンゴル高原にはキリスト教への信仰が広まり、ついで仏教やイスラム教が政権と結びつき、さらに道教や儒教、民間信仰など中国の伝統宗教も政権と深い関係を持つことになります。いったいモンゴルにとって宗教とは何だったのでしょうか。本講座では、モンゴル・中国各地に残る遺跡や碑文の研究成果から考えてみたいと思います。それは、史上最大の広域国家モンゴル帝国の真実を理解することにもつながります。 【各回の内容】 1月17日:クビライ政権の成立と諸宗教 ー道教・禅宗・イスラム教ー 2月21日:中国現存の碑文から見る元朝時代の宗教 3月21日→4月18日:モンゴルとチベット仏教の邂逅 ※オンライン講座併設です。オンラインでの受講を希望の方は、HPからお申し込みください。
教材としてプリントをお配りする場合、実費をいただきます。
日程変更3/21→4/18 窓口でお手続きされる方はちらしをご確認ください。 こちらは教室受講の申し込みページです。オンライン受講をご希望の場合は別の当該講座紹介からお申込みください。お問合せはasaculonline009@asahiculture.comで承ります。