いまから80年前の1945(昭和20)年、東アジアと太平洋地域で8年におよんで繰り広げられた戦争も、ついに最終段階を迎えます。すでに日本の戦局は絶望的となっており、本土決戦も視野に入れ、さらに戦争を継続していくのか、それとも戦争終結に向けて和平への道を模索していくのか、戦争指導はまさに岐路に直面していました。この戦争のゆくえをめぐる宮中、政府、軍部の攻防について、昭和天皇の最側近で、政治に影響力をもつ木戸幸一内大臣の日記を通して検証していきます。今回は1945年1〜5月に焦点をあて、2回にわたって考察していきます。(講師:記) 第1回 1945年1〜3月 第2回 1945年4〜5月 画像:木戸幸一 出典:『貴族院要覧 昭和15年12月増訂丙』95頁(国立国会図書館デジタルコレクション)
望月 雅士:もちづき・まさし 1965年生。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程退学。専門は日本近現代史。主著に『枢密院−近代日本の奥の院−』(講談社現代新書)。共編著に『佐佐木高行日記 かざしの桜』(北泉社)、『風見章日記・関係資料』(みすず書房)。
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