2025年は「戦後80年」に当たります。この大きな区切りの年に戦争の歴史を振り返るにはどうすればいいのでしょうか。この講座では今日との日本との類似から考えます。この観点に立つと、2025年が「昭和100年」であることに気づきます。「昭和100年」とは戦前昭和から今に続く問題があることを示唆しています。たとえば社会的な格差の問題です。あるいは大衆社会状況のなかでの多様なメディアの功罪です。以上のような問題関心から「昭和100年」の年に「戦後80年」を考えます。 @1月22日 昭和と今とは何がどのように類似しているのか? A2月26日 80年後から戦争を振り返る B3月26日 戦争が戦後日本に及ぼした影響を考える
井上 寿一:いのうえ・としかず 学習院大学教授 1956年生。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、同大学助手を経て学習院大学教授。2014年〜2020年3月まで学習院大学学長。博士(法学)。専攻は日本政治外交史。著書に『危機のなかの協調外交―日中戦争に至る対外政策の形成と展開』(山川出版社・吉田茂賞受賞)、『昭和史の逆説』(新潮新書)、『吉田茂と昭和史』『戦前昭和の社会』『第一次世界大戦と日本』『昭和の戦争』『戦争調査会』(講談社現代新書)、『政友会と民政党 - 戦前の二大政党制に何を学ぶか』(中公新書)、『理想だらけの戦時下日本』(ちくま新書)、『日本外交史講義 新版』(岩波テキストブックス)など多数。
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