1. 全国トップ
  2. 新宿教室
  3. 時事・社会
  4. 政治・経済・憲法
  5. 講座詳細
講座番号:7203703
新宿教室
時事・社会
教室・オンライン自由講座 見逃し配信あり

加藤周一はなぜ憲法を護ろうとするのか

戦争と平和/核兵器と原子力発電

鷲巣 力/立命館大学加藤周一現代思想研究センター顧問講師詳細
  • 鷲巣力さん_トリミング背景修正済み.jpg

    講師鷲巣力さん

  • 書く力書影.jpg

    「書く力 加藤周一の名文に学ぶ」鷲巣力著(集英社新書)

  • 鷲巣力さん_トリミング背景修正済み.jpg
  • 書く力書影.jpg
  • 2025/3/1, 3/29
  • 会員6,930円 一般9,130円
詳細を見る
続きを読む
曜日・時間 指定土曜日 15:30〜17:00
回数 2回
持ち物
備考 Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。
会員 6,930円(税込)
受講料 
6,600円
その他 
330円
一般 9,130円(税込)
受講料 
8,800円
その他 
330円

日程

2025/3/1, 3/29

受講総額(税込)

会員6,930円
一般9,130円
詳細を見る お申し込み

person講師詳細

鷲巣 力わしず・つとむ 1944年東京都生まれ。編集著述業。東京大学法学部卒業、平凡社に入社。「林達夫著作集」や「加藤周一著作集」などを担当、『太陽』編集長、同社取締役に就く。平凡社退社後、東京大学、明治学院大学、跡見学園女子大学、立教大学で非常勤講師。川崎市民アカデミーで講師兼運営委員を務める。立命館大学客員教授、同大学加藤周一現代思想研究センター長を経て、現在、同研究センター顧問、市民・学生とともに公開講読会を4年半にわたり継続中。著書に『自動販売機の文化史』(集英社新書)、『公共空間としてのコンビニ』(朝日新聞出版)、『「加藤周一」という生き方』(筑摩書房)、『加藤周一はいかにして「加藤周一」となったか――『羊の歌』を読み直す』(岩波書店)、『書く力――加藤周一の名文に学ぶ』(集英社新書)、『丸山眞男と加藤周一――知識人の自己形成』(共著、筑摩書房)、『増補加藤周一を読む』『林達夫のドラマトゥルギー――演技する反語的精神』(以上、平凡社)など。

教室・オンライン自由講座

加藤周一はなぜ憲法を護ろうとするのか

戦争と平和/核兵器と原子力発電

立命館大学加藤周一現代思想研究センター顧問 鷲巣 力
<講座案内>
鷲巣力さん_トリミング背景修正済み.jpg

(1)25年3月1日  加藤周一はなぜ憲法を護ろうとするのか(1)――戦争と平和  日本国憲法の基本原則は、国民主権と平和主義(戦争の放棄)と基本的人権の尊重である。ところが、日本政府は、憲法公布の直後から、解釈改憲を繰り返し、明文改憲を目指している。一方、加藤は一貫して憲法擁護を主張しつづけた。なぜ加藤は憲法擁護の立場を採ったのか。それは戦争に、戦争につながる可能性に反対だったからである。なぜ戦争に反対したのか。戦争は生命や財産を奪い、人間の心身を傷つけるばかりではなく、人間のつくりだした文化を破壊し、人間の可能性を否定するからである。一方、平和を構築する手立てをどのように考えたのか。加藤が願ってやまなかった平和希求、戦争反対、憲法擁護という考え方が、いかなる考え方なのかについて考える。 (2)25年3月29日  加藤周一はなぜ憲法を護ろうとするのか(2)――核兵器と原子力発電    20世紀は戦争の世紀であり、反戦運動の世紀であり、科学技術の世紀である。科学技術の開発は戦争を一変させた。「総力戦」となり戦闘員と非戦闘員の区別は不可能となり、無差別大量殺人兵器が次々と発明される。その最たるものは核兵器である。今日多くの国が「核の抑止力」を外交の基本に据える。ゆえに今日を生きる人びとは「核の脅威」にさらされる。一方、科学技術は原子力発電装置をつくりだした。核兵器と原発の原理は共通する。異なるのは安全装置の有無である。しかもすべての機械は故障する可能性がある。核の脅威と原発の不安を防ぐには「核の否定」しかないと加藤周一は考えた。その条件は、つまるところ「戦争放棄」を放棄しないことにある。

<講師紹介>

鷲巣 力:わしず・つとむ 1944年東京都生まれ。編集著述業。東京大学法学部卒業、平凡社に入社。「林達夫著作集」や「加藤周一著作集」などを担当、『太陽』編集長、同社取締役に就く。平凡社退社後、東京大学、明治学院大学、跡見学園女子大学、立教大学で非常勤講師。川崎市民アカデミーで講師兼運営委員を務める。立命館大学客員教授、同大学加藤周一現代思想研究センター長を経て、現在、同研究センター顧問、市民・学生とともに公開講読会を4年半にわたり継続中。著書に『自動販売機の文化史』(集英社新書)、『公共空間としてのコンビニ』(朝日新聞出版)、『「加藤周一」という生き方』(筑摩書房)、『加藤周一はいかにして「加藤周一」となったか――『羊の歌』を読み直す』(岩波書店)、『書く力――加藤周一の名文に学ぶ』(集英社新書)、『丸山眞男と加藤周一――知識人の自己形成』(共著、筑摩書房)、『増補加藤周一を読む』『林達夫のドラマトゥルギー――演技する反語的精神』(以上、平凡社)など。

日   時
2025/3/1, 3/29
    
指定土曜日 15:30〜17:00
回 数 
2回
受 講 料
会員 6,930円 [ 受講料 6,600円 / その他 330円 ]
一般 9,130円 [ 受講料 8,800円 / その他 330円 ]
※入会金・受講料等は消費税10%を含む金額です。

Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。

  • ※ご入会の優待制度をご利用の方はお申し出ください。
  • ※日程が変更されることがありますので、ご了承ください。
  • ※講師の病気や受講者が一定数に達しない場合などには、講座を中止することがあります。