気候変動で日々、世界各地で大災害が起こるなか、世界は(西洋先進国だけだが)戦争態勢を整えるのに急で、デジタルAI化が社会や人間のあり方をベースから変え、IT産業によって生じた大富豪たちがその夢想を世界に押しつける。現代世界はいったいどうなっているのか、文明史を洗い直して考える。(講師・記) 【各回テーマ】※状況によって変更することもございます。 1) 世界史の見方 2) 現代の終末論的戦争 3) デジタル・ヴァーチャル化とは何か? 4) 成長――地球外への幻想 5) 「新世界」化と難民(先住民)の回帰 6) 文明史を読み直す
西谷 修:にしたに・おさむ 東京外国語大学名誉教授 1950年愛知県生まれ、東京大学法学部卒業、都立大大学院仏文修士課程修了、パリ第八大学に留学、明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院教授を経て現職。著書に『不死のワンダーランド』(青土社)、『夜の鼓動にふれる:戦争論講義』(ちくま学芸文庫)、『〈テロル〉との戦争』(以文社)、『アフター・フクシマ・クロニクル』、『破局のプリズム』(ぷねうま舎)など。エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ『自発的隷従論』監修。
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