対話型鑑賞を知っていますか? グループで1つの美術作品〈アーツ〉をよく見ることからはじめ、心で感じ考えたことを言葉にし、対話〈ダイアローグ〉を紡ぐことで作品の魅力に近づいていく場です。アーツ×ダイアローグは、1980年代にニューヨーク近代美術館(MoMA)で思考力の育成を目的に開発された「ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ(VTS)」の知見をベースとしています。対話型鑑賞は、人と人とのコミュニケーションを促進するものとしても、美術館や教育現場だけでなく、生涯学習や企業研修、高齢者施設や医療現場でも注目されています。 ひとりでは気付かなかった作品の多様な面白さや、わからなさもひっくるめて、お喋りを楽しみながら、創造的でインタラクティブなアート鑑賞を体験してみませんか?次に美術館に行くのが楽しみになる、作品の見方がひと味ちがったものになるに違いありません。アートは苦手、な皆さんも大歓迎です。(講師記) ★対話型鑑賞を体験する参加型の講座です。プロジェクターを使用して作品を鑑賞しながらおしゃべりします。
桑原 和美:アート・コーディネーター/ NPO法人芸術資源開発機構(ARDA アルダ)理事 ARDAアーツ×ダイアローグのコーディネーターとして、学校や美術館・企業研修や高齢者施設など、様々な対象者に向けた対話を介した鑑賞ワークショップの場づくりに従事。アート・コミ ュニケーターや対話型鑑賞ファシリテーターの育成にも携わる。
筆記用具