なぜ、K-POPは世界中で愛されるようになったのでしょうか。背景には、韓国の現代史や国際関係、社会の変化が大きく関わっています。 本講座では、K-POPの誕生から世界的ブームに至るまでの過程を音楽的な魅力だけでなく、韓国社会の変化や国際関係をはじめとした多角的な視点から解説します。アイドル文化の形成、日韓文化交流の進展、K-POPのグローバル化などについて学びながら、K-POPが持つ社会的・文化的意義を探ります。K-POPファンの方から、よく分からないがなぜ人気があるのか知りたいという方まで、一緒に学んでいきましょう。（講師・記） 【カリキュラム】 ＜前編：誕生からアジア進出まで＞（2024年10月期） 第1回 K-POPの起源と社会的背景 どのようにして韓国で誕生したのか、背景にある社会的・文化的要因を探ります。 第2回 1990年代、K-POPの時代へ 1990年代にK-POPが韓国の音楽シーンを席巻し始めた理由と背景を探ります。 第3回 越境するK-POP：アジア進出の背景 中国、日本へと広まった要因を、東アジア情勢の変化に注目して解説します。 ＊＊＊ ＜後編：グローバル化から未来まで＞（2025年1月期） ※11/15（金）～受付開始予定 第4回 K-POPのグローバル化：世界進出のメカニズム マーケティング戦略、インターネットの役割、ファンダムの拡大に注目して考察します。 第5回 日韓関係と文化交流：K-POPの影響 日本におけるK-POPの受容を、歴史的文脈に基づいて考察します。J-POPとの相互作用や日韓関係におけるK-POPの役割を掘り下げます。 第6回 K-POPの未来展望：持続可能な発展の可能性 今後どのように進化し、グローバル音楽シーンで持続可能な成長を遂げるのか、未来に向けた課題と可能性を考えます。 ●「後編」のお申し込みはコチラ↓ [https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7623553](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7623553) ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 【広報画像】 ①SMエンターテインメント旧社屋（ソウル）（講師撮影） ②［左］韓国料理：K-POPの影響で文化にも注目が集まる／［右］韓国の伝統食「キムチ」（講師撮影） ③山本浄邦『K-POP現代史——韓国大衆音楽の誕生からBTSまで』（2023）ちくま新書
山本 浄邦：（やまもと・じょうほう）立命館大学講師、同志社大学嘱託講師、K-POP研究者。専門は、韓国研究・朝鮮近現代史・日韓交流史。1973年生まれ。1995年、大学時代の韓国旅行でK-POPに出会う。以降、K-POPを追い続けている。佛教大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士後期課程修了。博士（文学）。2014年、韓国学中央研究院招聘研究員として渡韓。2年間の研究生活の後、高麗大学校亜細亜問題研究所招聘研究員、外務省専門調査員（在釜山日本国総領事館勤務）などを経て、2019年帰国。現在、立命館大学講師、同志社大学嘱託講師などを務める。著書に、『K-POP現代史: 韓国大衆音楽の誕生からBTSまで』（2023）ちくま新書、『明洞――街角の文化史』（2019）韓国学中央研究院出版部。編著に、『韓流・日流――東アジア文化交流の時代』（2014）勉誠出版。他、日本と韓国で執筆多数。
【参考文献】 ●山本浄邦『K-POP現代史——韓国大衆音楽の誕生からBTSまで』（2023）ちくま新書
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