『古事記』『日本書紀』に、初めて国を治めたとされる神武天皇は、日向国(宮崎県)から船出して瀬戸内海を通り、熊野から大倭に入り橿原宮で即位されたと記され、戦後の歴史学会では実在しない天皇とされています。考古学的成果と尾張氏との関りから、その実在を考えてみたいと思います。 【画像】 「神武天皇東征討図」小林永濯 作、東京国立博物館 所蔵 出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)
岡田 登:皇學館大学名誉教授 1952年生まれ。歴史学者、考古学者。専門は、日本古代史、日本考古学、神宮史。皇學館大学文学部教授を経て現職。1974年皇學館大學文学部卒業、皇學館大學大学院文学研究科博士課程退学、皇學館大學助手、皇學館大學史料編纂所所員、皇學館大學専任講師、皇學館大學助教授、皇學館大学文学部教授を経て現職。 著書(共著):『四日市市史第3巻史料編考古2』(四日市市、1993)、『磯部町史』(磯部町、1997)、『紀勢町史』(紀勢町、2001)、『多度町史 資料編』(多度町、2002)、『伊勢市史第6巻考古編』(伊勢市、2011(自著)『大倭(日本)国家の成立と伊勢の大神宮』(登龍舎、2017)。
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