ヴァイオリン音楽の歴史は約100年ごとに誕生した一人の偉大な存在によって発展の時を迎えてきました。300年前に誕生したバッハの無伴奏作品に始まり200年前のパガニーニ、そして100年前のイザイ、彼らがヴァイオリン音楽に残した功績と数百年にわたる歴史について考察します。(川畠成道・記) <演奏予定曲> ◆J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001 第1楽章:Adagio 第2楽章:Fuga(Allegro) 第3楽章:Siciliana 第4楽章:Presto ◆パガニーニ:24のカプリースOp.1 第1番 ホ長調 ◆パガニーニ:24のカプリースOp.1 第5番 イ短調 ◆E.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ホ短調 Op.27-4 第1楽章:Allemande 第2楽章:Sarabande 第3楽章:Finale (プログラムは変更になることもございます) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 待望の、川畠成道さんのレクチャー&コンサート! 華麗な演奏で、無伴奏ヴァイオリンの音色の響きを、たっぷりご堪能いただけます。 演奏家ならではの鋭い分析や音楽への思いなど、トークも楽しい90分です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
川畠 成道:1971年、東京生まれ。視覚障害を負った幼少期にヴァイオリンと出会い、音楽の勉強を始める。桐朋学園大学卒業後、英国王立音楽院へ留学。1997年、同院を同院史上2人目となるスペシャル・アーティスト・ステイタスの称号を授与され首席卒業。1998年、東京・サントリーホールにおいて小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団との共演でデビュー。その後、英国と日本を拠点にソリストとして精力的な活動を展開し、毎年数多くのリサイタルと国内外の主要オーケストラと多数共演を行っている。2004年、英国にてマリア・ジョアン・ピリス、ハインリッヒ・シフ等と共にチャールズ皇太子主催のリサイタルシリーズに邦人アーティストとして唯一人招かれ、英国人ピアニストとのデュオで高い評価を得る。2005年、イタリア・ボローニャ歌劇場にて開催されたボローニャ歌劇場室内合奏団とのヴィヴァルディ「四季」の演奏は、満員の観衆が総立ちとなる喝采を受ける。 2006年は、ユベール・スダーン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の日本ツアーのソリストに起用された他、米国、中国等でリサイタルツアーを開催。2007年、スロヴェニア国立マリボール歌劇場管弦楽団との共演でヴォルフ=フェラーリ作曲「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を日本初演、また同楽団のスロヴェニア公演でもソリストを務める。2011年には、欧州最高のオーケストラのひとつであるキエフ国立フィルハーモニー交響楽団の日本ツアーのソリストとして成功を収め、2013年にも再び共演するなど、着実な歩みを進めている。
席は自由席です。15分前開場予定ですが変更になる場合もあります。
この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。