トランプ現象など異例のポピュリズム興隆の裏で、それが提起した政治・社会問題に対応するため知識人の間では新たな思想を模索する運動が起きています。社会主義の復権やニューライト(新右派)の登場がそれです。アメリカ史をたどれば、時代の変わり目には重要な著作や論壇誌が生まれて、活発な知識人らの活動が新たな思想潮流を生みだし、それがやがてアメリカの政治や社会を大きく変えていくことになりました。6回の講座でそうした問題を考えてみます。(講師・記) @1月18日 トランプ現象とニューライト運動 A2月15日 サンダース現象とアメリカ社会主義の現在 B3月15日 テクノロジー発展がもたらしている思想潮流 (※都合により変更もあり得ます。ご了承ください) 〈4月以降の予定〉 C 20世紀ニューヨーク知識人とは何か D アメリカ知識人の「転向」問題 E まとめ・政治を動かす知識人運動
会田 弘継:あいだ・ひろつぐ ジャーナリスト・思想史家 1951年生まれ。東京外語大英米科卒。共同通信ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを務め、青山学院大学教授、関西大学客員教授を務める。共同通信客員論説委員、同志社大学一神教学際センター・リサーチフェロー、米オンライン論壇誌アメリカン・パーパス編集委員なども務める。近著に『破綻するアメリカ』(岩波現代全書)、『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社)、そのほか『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』(中公文庫)など。訳書にフランシス・フクヤマ著『政治の起源』(講談社)、『リベラリズムへの不満』(新潮社)などがある。
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