プラトンの哲学を受け継いだ古代の哲学者・著作家プルタルコス(英語読みプルターク、紀元後1〜2世紀)には、有名な『英雄伝』の他に、『モラリア』という題でまとめられた数多くの論考があります。人生訓や哲学的考察などが散りばめられたその文章を、一緒に読んでいきましょう。最初は、プルタルコス、瀬口昌久訳『モラリア1』(西洋古典叢書)、京都大学学術出版会をテキストにして、そこに収められた5つの教育論を味わいます。哲学の基礎知識は必要ありません。(講師・記) ※哲学を初めて学ばれる方の参加も歓迎です。 ※2025年1月開講。
納富 信留:のうとみ・のぶる 東京大学教授 1965年東京生まれ。90年東京大学大学院文学研究科修士課程修了、95年ケンブリッジ大学古典学部Ph.D.取得。九州大学、慶應義塾大学文学部を経て、現職。著書に『ソフィストと哲学者の間』(名古屋大学出版会)、『哲学の誕生』(ちくま学芸文庫)、『ソフィストとは誰か?』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『プラトン 理想国の現在』(慶應義塾大学出版会)、『プラトンとの哲学』(岩波新書)、『ギリシア哲学史』(筑摩書房、和辻哲郎文化賞)、『西洋哲学の根源』(放送大学教材)、訳書にプラトン『ソクラテスの弁明』『パイドン』(光文社古典新訳文庫)などがある。
〈テキスト〉※各自お求めください。 プルタルコス著、瀬口昌久訳/西洋古典叢書『モラリア 1』(京都大学学術出版会) ISBN:9784876981779
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