「香木」は仏教とともに日本に伝わり、平安時代には優雅な「薫物」の文化が生まれました。この講座では「香木」や「春の薫物(たきもの)」を自ら焚いて、その香りを味わいます。第四回目には春の風物をテーマとした「組香席」を楽しみます。 お香の焚き方、聞き方、組香席の作法など、初めての方にも分かりやすくお話しいたしますので、ぜひお気軽にいらしてください。慌ただしい日常を離れて一心にお香を焚き、最高の香りを味わう。心休まるひと時をお過ごしいただけましたら幸いに存じます。 (主な内容) ○お香の歴史と香道について ○源氏物語と薫物について ○香道の灰手前「真の香炉」の作り方 ○お香の聞き方、簡単な客作法 ※正座のご無理な方には、立礼(椅子席)のご用意もあります。 ※講座ご受講後、2ヶ月以内にご入会された場合は入会金が半額になります。
栗原 香扇:香道直心流師範。伏籠教授。区民講座、市民講座、カルチャーセンターなどで講師として活躍中。
松崎 雨香:直心流家元。「広義香道の普及」を理念として活動。各地の教室やカルチャーセンターをはじめ、大学・民間企業でも講義を実施。講義テーマは「お香」を基礎として「仏教と聖徳太子」「平安時代と源氏物語の世界」「日本人の美意識」「季節の行事とお香の話:重陽節句」など。海外でも「組香席」や「伏籠手前」を実施し、香道の普及に努める。
筆記用具、洋服の場合は白靴下、着物の場合は白足袋 ※用具(2回目から必要になります):聞香炉、火道具、銀葉、香炭団 レンタルまたは購入(約31,300円、税別。教室で注文)。初めての方は初回に教材について講師にご相談ください。