大河ドラマ「光る君へ」では、藤原道長の兄、藤原道隆、藤原道兼やまひろ(紫式部)が病で倒れるシーンや正暦四年(993年)から翌年にかけての疫病の流行が描かれています。また、『源氏物語』や『紫式部日記』には、中宮藤原彰子の出産の場面が描かれています。出産も死と隣り合わせであったため、様々な祈りが行われました。平安貴族たちは、病や出産とどのように向き合ってきたのでしょうか。今回は、平安貴族の呪術と祈りの世界をひも解いていきます。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 「怪異学」はフシギなコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読することから、その認識を生み出した社会・文化の特質や日本人の心の軌跡を探る新しい学問です。東アジア恠異(かいい)学会の講師陣が、怪異学の世界へと誘います。 -------------------------------------------------------------------------------------------
大江 篤:園田学園女子大学教授 1961年生。関西学院大学博士(歴史学)。東アジア恠異学会代表。著書に『日本古代の神と霊』(臨川書店)、編著に『尼崎百物語』、共著に『怪異学の地平』『古代東アジアの「祈り」』『怪異学入門』など。
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