昭和天皇の公式伝記である『昭和天皇実録』全18巻の完結(2018年)以来、昭和天皇に関する研究が進展しています。また、近年、昭和天皇の側近だった人物の日記などが相次いで刊行・公開され、『実録』だけでは分からなかった昭和天皇の言動の詳細が明らかになってきています。 本シリーズでは、『昭和天皇実録』に記録された天皇の戦争指導関係の叙述を再検討するとともに、近年になって刊行された初代宮内庁長官・田島道治『昭和天皇拝謁記』全7巻、ごく最近になって公開された『侍従長・百武三郎日記』、『侍従武官・坪島文雄日記』などの資料に基づいて、戦争時代の昭和天皇の実像に迫ります。(講師・記) ※2024年4月開講 ※途中受講可 1/17:『侍従武官・坪島文雄日記』(1)1941〜1942年 1/31:『侍従武官・坪島文雄日記』(2)1943年 3/14:『侍従武官・坪島文雄日記』(3)1944〜1945年
山田 朗:やまだ・あきら 1956年大阪生まれ。東京都立大学大学院(史学)修了。博士(史学)。東京都立大学助手を経て1999年より明治大学文学部教授。日本近現代史・軍事史を専攻。 単著に『大元帥・昭和天皇』(新日本出版社)、『軍備拡張の近代史』(吉川弘文館)、『昭和天皇の軍事思想と戦略』(校倉書房)、『日本は過去とどう向き合ってきたか』(高文研)、『兵士たちの戦場』(岩波書店)、『昭和天皇の戦争』(岩波書店)、『日本の戦争T・U・V』(新日本出版社)など、編著に『ものから見る日本史 戦争U 近代戦争の兵器と思想動員』(青木書店)、『戦争と現代3 近代日本の戦争をどう見るか』(大月書店)、『登戸研究所から考える戦争と平和』(芙蓉書房出版)、などがある。
筆記用具
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