司馬さんは1987(昭和62)年3月、『愛蘭土紀行』(「街道をゆく」30,31)の旅に出ています。 ロンドン、リバプール、ダブリン、アラン島。「アイルランドには資源はないが、妖精(フェアリー)だけはいっぱいいる」と、司馬さんは書きます。アイルランド生まれで、日本の松江で教鞭をとり、日本に魅せられた小泉八雲のことも脳裏にありました。司馬さんの旅を振り返りつつ、八雲の「怪談」の原点を考えます。(講師記) ・NHKの2025年度後期 連続テレビ小説「ばけばけ」は、小泉八雲の妻が主人公です。今回の講座では、八雲夫妻の新婚旅行の話なども予定しています。 ・講座では、本の画像などを一部映しながら解説予定です。
村井 重俊:むらい・しげとし 元「週刊朝日」編集委員 1958年、北海道生まれ。1983年、早稲田大学法学部卒業後、朝日新聞社に入社。「週刊朝日」「アサヒグラフ」編集部を経て89年から「街道を行く」の担当となる。2005年から「週刊司馬遼太郎」を連載。著書に「街道をついてゆく」(朝日文庫)。
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